脳細胞がニコチンを欲しがる richardkoshimizu's blog/ウェブリブログ

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<<   作成日時 : 2008/01/06 11:21   >>

驚いた ブログ気持玉 22 / トラックバック 0 / コメント 10

「百害あって一利なし」が全ての事象に通用するわけではない。医薬品という使い方によっては「益」にも「毒」にもなる物質が現代社会で常用されている事実が、好例であろう。そして、放射線の分野では、高線量のそれが癌を引き起こす一方で、低線量の分野では、癌の予防や再発防止に使われている。(ラドン温泉など)

つまり、何事も極端はよくないが、使い方次第で「益」をも産む「毒物」が存在すると考える。そのひとつが、「タバコ」である。タバコといえば、「百害あって一利なし」の代表格とみなされ、先進国では年々忌避されてきている。勿論、タバコの害については、肺癌や脳血管障害、虚血性心疾患などの原因となりうると論じられており、害があることは間違いない。

だが、本当に害だけなのだろうか?

脳を使う仕事を続けているとタバコが吸いたくなる。なぜか?脳がそれを欲しているからではないのか?そして、一度は否定された「タバコを吸うとアルツハイマーにならない」という説について、未だに研究を続けている学者達がいる。ラット実験などが行われている。痴呆になると、アセチルコリン受容体が活動しなくなる。これをニコチンが活発化するという仕組みは、ほぼ定説にすらなっている。痴呆老人にニコチンパッチを貼って、治療している病院すらある。また、アルツハイマー研究の権威、東京都老人総合研究所副所長は、「タバコで脳の血流が増える。」仕組みを解明し、以後、喫煙を開始したそうである。

脳を酷使する仕事に従事する人物が、脳細胞の必要とする酸素やブドウ糖を大量に供給する目的で、脳の血流を増やす助けとなるタバコを欲しがるのは、自然なことかもしれない。

世の中で、大多数が信じる「定説」なるものには、常に懐疑心をもって当たる必要があると考える。911をイスラムゲリラのテロだったと思っている人たちの比率は、911当時なら90%以上であったろう。それが今では激減している。二酸化炭素が地球温暖化の原因と信じる人たちは、現段階でも、90%はいるであろう。癌は切って放射線をあて、抗がん剤を投与しないと治らないと信ずる人たちが、世の中の90%以上であろう。これらの「主流学説」が、そのまま「真実」であると思い込むのは危険である。タバコもまた、「完全な悪」ではないとわかる時が来るのではないか?

勿論、何事も極端はよくない。タールが10ミリグラムを超えるようなタバコを一日二箱、肺の奥いっぱいに吸っていれば、確実に病気になれる。

以下、参考サイト(朝日新聞) :

アルツハイマー病予防 「たばこ」が有効!
http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/alzTABAKO.html
--------------------------------------------------------------------------------
画像診断の進歩で、たばこ(ニコチン)が記憶や想起など脳の活動を助ける樣子が分かってきた。脳細胞が信号を受ける部分(受容体)のうち、アセチルコリン受容体の活動が痴呆患者では減るが、これをニコチンが活発化するという。

軽い痴呆患者の肌にニコチンパッチ(=日本では入手困難であるが、欧米では禁煙用にスーパーマーケットでも売っている)を1ヶ月張ると、脳の反応が改善されることを、片山宗一・独協医大名誉教授(南東北病院神経疾患研究所長=福島県郡山市)は確かめた。表情も生き生きすることが多いという。

佐藤昭夫・東京都老人総合研究所副所長は、昨年まで痴呆総合研究のまとめ役を務め、自らもニコチンで脳血流が増える仕組みを究明した。非喫煙者だった佐藤さんが、この後はたばこを吸い始めた。「父を肺がんで失ってますから、肺に吸い込まずに鼻粘膜で吸収します。一般の人には勧めません。研究者の人体実験と思ってください」
(参考文献:平成9年7月28日、朝日新聞・現代養生訓)

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コメント(10件)

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はじめまして。
呼吸器が弱いので煙草の煙りが迷惑です。
日本でのニコチンパッチの普及を願います。
見事
2008/01/06 14:08
愛煙家としては嬉しい話です。
気管支炎で一時禁煙しましたが、どういう訳か友人は女性を含めて圧倒的に愛煙家が多いため、抜けられそうもないです。
sean007a
2008/01/06 15:47
大麻の成分である、テトラヒドロカンナビノ−ルたる成分が有効であるとして、処方されております。大○製薬も外国で試しているようです。
カナダなどでは
2008/01/06 16:20
大麻の成分である、テトラヒドロカンナビノ−ルたる成分が有効であるとして、処方されております。大○製薬も外国で試しているようです。
カナダなどでは
2008/01/06 16:20
ニコチン吸収はニコレットがいいんじゃないですか。
アパ
2008/01/06 17:44
たばこ産業はユダヤ資本じゃないのですか?
質問
2008/01/06 21:34
>たばこ産業はユダヤ資本じゃないのですか?

多いですね。だから?
richardkoshimizu
2008/01/06 21:53
免疫学者の安保徹さんの著書に、適量のたばこによって副交感神経が優位になり健康になることと、その根拠が書かれてありました。
その知識から、現在吸っている人が無理にやめる必要はないと私も思うようになりましたが、吸わない人にはあの煙は苦痛でしかないので、これまで通り、喫煙者のエリアは限定して欲しいと思います。
ササミ
2008/01/07 00:17
現代の「紙巻タバコ」と、それ以前のタバコとは、別物なのではないですか?
pine
2008/01/07 02:02
ニコチンは天然のタバコの葉に含まれる有害物質です。青酸カリやヒ素と並ぶ猛毒です。

実は日本でも江戸時代から殺鼠剤や害虫駆除剤として用いられてきました。
嫌煙家
2010/12/15 01:56

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