唐の国から帰ってまいりました。 richardkoshimizu's blog/ウェブリブログ

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zoom RSS 唐の国から帰ってまいりました。

<<   作成日時 : 2008/05/11 16:00   >>

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唐王朝の玄宗皇帝時代に、中華帝国最南端の節度使(国境防衛隊)のおかれていた都市の辺りに行ってました。暑くて参った。ところで、唐王朝の血統は、鮮卑族であり、正確には漢民族ではないのだよね。で、鮮卑族の血を受け継ぐ玄宗皇帝は、中華最初の女帝で親族殺しまくりの則天武后の孫で、息子の嫁さんを横取りして側室にしてしまったエロ親父。その息子の嫁が、実は楊貴妃。自分から望んで2号サンになったらしい。玄宗の側近で重鎮だったのが、日本出身で重用された安部仲麻呂で、仲麻呂の飲み友達が、大詩人李白。仲麻呂が斡旋(?)して日本に行かせたのが、鑑真和上。ほら、唐招提寺作ったジサマ。なんだか、この時代って、スター総出演ですね。

でもって、当時の唐と日本の関係は、玄宗の即位の50年ほど前に戦争(663年、新羅と唐の連合軍が、百済と倭=日本の連合軍と白村江で戦い、後者が負けて、百済が滅亡。)をやっていた関係で良くなかったけれど、許されて遣唐使の派遣が認められた。仲麻呂がその一人。こーゆー話を共産中国は国民に教えていない。夷荻の歴史など、どうでもいいと思っているらしい。現地人を叱っておきました。w

(注:鮮卑といっても、半島とは無関係。半島の民は、以降、「渤海」の民と呼ばれていて、当時はもろ夷荻扱い。渤海国は、百済同様に、唐+新羅に滅ぼされた高句麗の遺臣が建てた大帝国。現在の東北三省に相当。朝鮮が統一されると、旧渤海国は朝鮮のものだ、領土を返せと言い出しかねないので、中国は朝鮮統一はホントは、望んでいない?)

リチャード・コシミズでした。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
現地に行って得る事実とメディアが垂れ流す物とは違いますね。
秦の時代、始皇帝の命で、不老不死の霊薬を探しに日本に来たとされる徐福の一団(技術者多数)が日本にそのまま永住し、
また中国では、徐福が神武天皇になったとされる説があるらいですが どうなんでしょうか。

拳の紋章
2008/05/12 10:50
東北3省は満州族もさることながら、朝鮮族も多いんですよね。
山東省もかぶってますが、ここも内陸とはちょっと違った感じがしますよね。

2年留学してたのと、母が奉天(今の瀋陽)生まれだったせいで、中国にはあまり悪いイメージは持ってませんでしたが、今回の餃子の件では少し距離を置きたくなったほどでした。
国際金融資本の行いを知ることで、餃子事件の件も違うんじゃないだろうかとさえ思ってます。
まだ会員になってないですが・・
2008/05/12 20:59

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