海外からさん、「放射線防護学の専門家の言葉」のご紹介ありがとうございます。どの先生のご発言でしょうか?札幌医大の高田純教授ですね。↓ http://d.hatena.ne.jp/poppokobato/20111231/p1 「浪江町の線量は一日で0.5mSv以下。チェルノブイリは一日およそ100mSv。事故レベルが7でチェルノブイリと同じである」と政府が言ってしまって正しいのか?」 「原発正門前に24時間いて、ガンマ線線量率は0.84mSv。チェルノブイリの2000分の1.チェルノブイリでは、2〜3Svで、急性放射線障害を起こした医師がいるが、死亡していない。」 「甲状腺の線量調査を39人に実施。、甲状腺線量が7.8ミリグレイと推定されたので、チェルノブイリ被災者の最大値50グレイ(=50,000ミリグレイ)の8000分の1。」 「チェルノブイリ地域の平均3グレイ(=3,000ミリグレイ)地点で4000人以上の子供に甲状腺がんが発生。福島の7.8ミリグレイでは、甲状腺がんは発生しないという予測になる。」 「プルトニウムは空気中を5cmしか飛ばない。よって「少しだけ、敷地境界近くの地表面にプルトニウムがあるかもしれない」程度のこと。」 「福島20キロメートル圏内を出入りした3日間の積算線量は0.10ミリシーベルト(=100マイクロシーベルト)であった。すなわち、今後の放射性ヨウ素の減衰を予測すれば、現地に1カ月滞在しても1ミリシーベルト(=1000マイクロシーベルト)にも満たないのである。」 「総理大臣が福島第一原子力発電所周辺に「10年住めないのか、20年住めないのか、ということになってくる」と暴言を吐いたとされているが、断じて許されることではない。」 といったことのようです。総合すると「なんだ、いったい今まで何をそんなに騒いでいたのだろうか?」と拍子抜けしてしまいます。原発内部や直近の地域は条件が厳しいでしょうが、他は予想以上に軽微な汚染状況のようです。 浪江町の状況ですら、フランスあたりの海外の専門家の説をとれば、「なんら問題ない」状況になってしまいます。専門家によっては年間250mSv以下なら実害はないとの意見もあるようです。 政府首脳が「20年間住めなくなる」といった脅し文句を吐いたのは、官邸駐在の米人のご命令でもあったのでしょう。ますます、本当に燃料棒はあったのか?と疑いたくなります。 これでも「用心するに越したことはない」「子供の健康を第一に考えろ!」と絶叫する皆さんは、どうぞ、放射線設備のある病院の周辺は半径1キロを迂回して通行し、放射性物質を含むタバコを吸っている人を見かけたら、有無を言わせず取り上げて踏み潰してください。牛肉なども放射線で殺菌などしているようなので食用厳禁です。 また、空気中や土壌にも微量の放射性物質はありますので、呼吸はなるべくしないほうがいいかも。お米も全量検査してはいないので、もしかしたら汚染米が混じっているかも。食べないに越したことはありません。 外に出ると自然放射線が降ってきますので、家の中で1日を過ごし、外出時は防護服着用でどうぞ。ご家庭には除染設備を300万円ほどかけて設置してください。 窮屈でストレスのたまる生活なので、ストレスで癌になる確率が格段に高まり、放射線が原因で癌になるよりも先に癌で死ぬことになるかも。でも、お好きなようにどうぞ。 低線量放射線には癌の予防など思わぬ効能があるのですが、どうせ聞く耳を持たないでしょうから、ご自由にどうぞ。(チェルノブイリでも広島でも現地に留まった人のほうが健康との話もあります。)以下、投稿の再掲です。 (放射線防護学の専門家の言葉 開始) 浪江町などで4月9日に線量を調査しました。この浪江町のガンマ線線量率は毎時17マイクロシーベルト。私が仮にここで1日調査をして、24時間いることはまずないですが、24時間いたとしたら0.41ミリシーベルトということになります。 20キロメートル圏内の避難区域をチェルノブイリと比較するとどうなるか。チェルノブイリの事故は1986年4月26 日に発生し、緊急避難区域30キロメートルの線量というのはわかっていて、避難するまでの数日間に最大750ミリシーベルトと測定されています。すなわち1日およそ100ミリシーベルトを受けたのがチェルノブイリ事故なのです。この浪江町の避難区域は1ミリシーベルトにも満たない。30キロ圏内とか20キロ圏内といっても、チェルノブイリの線量とこの福島の線量では全然桁が違うのです。「事故レベルが7でチェルノブイリと同じである」という発表をしていますが、こういった線量のリスクから考えると桁が2桁ないし3桁低いのが事実です。本当にこの20キロ圏内から避難しなくてはいけなかったのかどうか、簡単には判断できません。チェルノブイリと同じ基準にはなっていないということはまず言えます。 福島第一原子力発電所正門前で、4月10日午後2時に計測しました。私は防護衣、防護マスク、メガネ等は装着せず、普通の恰好でした。ここではガンマ線線量率、毎時35マイクロシ−ベルト、1日線量0.84ミリシーベルトでした。ということは、胸部X線撮影8枚分くらいです。1日中この場所にいた場合です。24時間もここに立つ人はいないと思いますが、24時間立ち続けるならばX線撮影8枚分ということになります。 いきなりここに立ったわけではなくて、福島市から車で少しずつ接近していって、20キロメートル圏内の調査も含 め、いろいろな調査を終え最終的に、もちろん安全を確認しながら接近接近していったわけです。 さてこの値は、チェルノブイリがよく引き合いに出て、ニュースにも「チェルノブイリと同じレベルの災害レベル7である」と出ているわけですが、このデータを見るかぎり核放射線レベルとしては全く低いレベルで、チェルノブイリ4号炉の緊急時に比べ、線量的には2000分の1ということになります。 この推定は当時の放射線防護上の、いくつかのデータから見積もっています。チェルノブイリの勤務医、ベクロン医師が負傷した人たちを救急的に対処していて、急性放射線障害になっています。チェルノブイリの敷地内で急性放射線障害を起こす線量というのは、シーベルトでいきますと1〜3シーベルトです。この医師は死亡しておりません。仮に2シーベルトとしますと私の線量の2000倍以上ということで、チェルノブイリと比較すると福島第一原子力発電所正門あたりの線量は2000分の1以下ということになるわけです。 チェルノブイリ事故のときは急性放射線障害での死亡者はおよそ30人います。今回の地震はマグニチュード9.0、それに続く巨大津波で発電所が大きな影響を受けたわけですが、このときに急性放射線障害で死亡した運転員は1人もいないということです。したがって、線量的に高いものがなかったということは、そこでも見えています。 甲状腺の線量検査ですが、調査員の私たちも含めて89人検査しました。例えば放射性ヨウ素131を体内に入れると甲状腺に蓄積するので、甲状腺に線量率計を持っていくと顕著に放射線が検出されます。その線量率から甲状腺にたまっている放射性ヨウ素131の放射能の量を評価することが可能です。私は10年前に内部被曝線量その場評価法で甲状腺のヨウ素を評価する方法を研究していました。その方法を使って今回、福島県の人たちを測定したわけです。 甲状腺に蓄積した放射能は3キロベクレルというのが最大値です。ということで、暫定ですが、甲状腺線量が7.8ミリグレイと推定されました。これに対しチェルノブイリの被災者の最大値は50グレイ(=50,000ミリグレイ)です。私たちが今測っているのはミリですから6000分の1になるわけです。福島県のほとんどの人たちはもっと低いということで、甲状腺がんの発生のリスクはないと判断できます。チェルノブイリではどうであったか。甲状腺の線量が最大で50グレイ(=50,000ミリグレイ)、ある地域の平均が3グレイ(=3,000ミリグレイ)で4000人以上の子供に甲状腺がんが発生しています。線量の違いから、福島県の場合は、甲状腺がんは発生しないという予測になります。 「チェルノブイリ原発事故と同じレベル7」は、だいぶ現実と乖離していると言わざるを得ない。どういう専門的な評価でこうなったのか、これから確認していかないといけないと思いますが、一部の原子力安全・保安院等の見当だとしたらまずいのではないか。国内の専門家が発電所のなかに入っていないというのが問題だといろいろなところで言われています。災害対策本部も科学的な専門家の体制はいかがなものか、非常に疑問に思っています。 2011年4月9日、10日と2日間にわたり20キロメートル圏内に突入し、放射線環境を調査しながら、徐々に福島第一原発敷地境界に接近していった。 敷地内にプルトニウムが検出されたとの報道があったので、念入りに境界付近数か所の地表面でアルファ線計測を実施した。結果は最大で毎分7カウントしかなかった。空中ではアルファ線は検出されなかった。すなわちプルトニウム微粒子が空中を漂ってはいないのだ。アルファ粒子はプルトニウムが放射するが、空気中を5センチメートルしか飛ばないのだ。少しだけ、敷地境界近くの地表面にプルトニウムがあるかもしれないと考えられる。 私のセミパラチンスク核実験場内の地表核爆発地点の調査では、毎分200カウントもの値だった。しかも、空中でも10カウントも計測されたのであった。その地表は、顕著にプルトニウムで汚染しており、プルトニウムの微粒子が舞い上がっているのだ。 これと比較しても、福島第一原発での調査時に、プルトニウム微粒子の吸い込みのリスクは無視できる。したがってマスクは不要だったのだ。プルトニウムの吸い込みは、肺がんリスクを高めるが、この心配はいらなかった。 私はオンサイト近傍で最大10ミリシーベルトの被曝を覚悟していたが、実際は100分の1と低く、拍子抜けするものだった。さらにマスクと簡易防護衣を用意はしていたが無用だった。 放射性物質は風向きなどによって数値が変わってくるため、ある一定時間測り、たとえその時、値が低くても決して安全とはいえないのではないかと疑問に思われるかもしれない。ところが、今回の調査では5日間にわたって常に放射線量を測定している。福島20キロメートル圏内を出入りした3日間の積算線量は0.10ミリシーベルト(=100マイクロシーベルト)であった。すなわち、今後の放射性ヨウ素の減衰を予測すれば、現地に1カ月滞在しても1ミリシーベルト(=1000マイクロシーベルト)にも満たないのである。 さらに、毎日、自分自身の喉元の計測もしたが、甲状腺線量は検出下限以下の範囲であった。 もちろん、核緊急事態にある福島第一原発の敷地内が高線量であるのは別である。それは病院放射線科のがん治療用装置が致死線量を発するのと似た意味である。 世界の核被災地は復興している。チェルノブイリも、マーシャル・ロンゲラップ環礁も復興できるのだ。自然界も生物もたくましい。復興させるという強い意志を持てば、必ずできる。絶対にあきらめてはならない。 総理大臣が福島第一原子力発電所周辺に「10年住めないのか、20年住めないのか、ということになってくる」と暴言を吐いたとされているが、断じて許されることではない。 世界の核災害地と比べて、福島の放射線衛生上の実被害は極めて低い。より厳しい核被災地や核汚染地が復興したり、人々が再定住している現実からしても、また放射線防護学の見地からしても、福島県はもちろん、福島20km圏内も必ず人々が暮らせるようになる。その日は遠くない。 当地の科学調査を継続し、農家の協力のもと、家畜も調査研究すべきである。今回の災難を科学力で乗り越える姿勢が福島県と政府に望まれるのではないか。専門科学者のみならず、多くの心ある国民が、福島の復興を支援するはずだ。 (放射線防護学の専門家の言葉 終了) |
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タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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ジャガイモの芽止めに放射線を使用するケースもあります。秋から冬に照射して翌年春の端境期(3月下旬から4月)に出荷。収穫後のジャガイモに適当な線量の放射線を当てると、芽のもとになる細胞だけ分裂できなくなる。それ以外は新鮮な状態で、何ヶ月も保存できる。 |
PIP 2011/10/20 16:27 |
(続き) |
PIP 2011/10/20 16:30 |
あははは。専門家のごどば? |
私は放射線防護学の専門家です 2011/10/20 16:52 |
(先程のおまけ) |
PIP 2011/10/20 17:04 |
近年、チェルノブイリでは、横紋筋肉腫(=筋肉ガン)の発症も認められるようです。 |
ペペ 2011/10/20 18:00 |
パニックに陥った人は、電子レンジも |
フレデリック 2011/10/20 18:25 |
爆発直後に |
ポンにだ 2011/10/20 18:45 |
あ!そうだそうだ 電子レンジの放射線はどのくらいなんでしょうね。 |
ラインクラフト 2011/10/20 19:40 |
ちょっと 驚きました。 |
ラインクラフト 2011/10/20 19:56 |
燃料が入ってないのだから汚染するわけがない。 |
通行人 2011/10/20 20:06 |
続き |
通行人 2011/10/20 20:06 |
電子レンジは電波の領域なので放射線は関係ありません。もちろん電波は電磁波です。電波の上の周波数が赤外線でその上が可視光線、その上が紫外線、あとは自分でWikipedia見てね。 |
あのねあのね 2011/10/20 20:58 |
この高田純って人は、ちゃんねる桜に登場してましたね。 |
心情党員 2011/10/20 22:37 |
18:45 >わたし |
ポンにだ 2011/10/20 23:36 |
わかった わかった もういい |
自称防護学専門家に膝蹴り 2011/10/21 01:53 |
プルトニウムは東京からも検出されてますよね |
エル 2011/10/21 08:23 |
可視光線より下の周波数がフィルムカメラも有るが人間の目には見えない赤外線、岩盤浴もふれ込みは赤外線頼り。ハロゲンヒーターもコタツも赤外線。お日様が暖かいのも赤外線。 |
あのねあのね 2011/10/21 08:41 |
7ヶ月は7ヶ月×30日×24時間=5040時間で、それに20ミリシーベルトをかけると100ミリシーベルトを超える。100ミリシーベルトを超えた可能性がある! 児童の場合は50ミリシーベルトを被曝した時点でヨウ素剤を服用させる必要がある。ガンの発症率は福島県に移られた山下医師も100ミリで1000人に5人の発症が確定すると言われている。 |
通行人 2011/10/22 12:43 |
http://blogs.yahoo.co.jp/kmasa924 |
DS 2012/01/10 15:22 |
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