放射線浴びて、健康に! こんにちは、リチャード・コシミズです。 癌やリューマチで闘病している人たちが、列をなす温泉があります。秋田県の玉川温泉といいます。この温泉には、癌の手術をして転移を恐れる人たちが、手術跡の傷も生々しい体で押しかけます。常に予約で一杯で、半年先まで取れないといった話もあります。 患者さんたちが玉川温泉に求めるのは、主として「北投石」なる岩石の効用です。この石の上に横たわって、所謂、「岩盤浴」をしたり、オンドル部屋でラドンを吸気すると癌の再発を防げると信じられています。(北投といえば、台湾北部の有名な温泉の名前です。)その「北投石」からは微弱な放射線が出ているそうです。ラジウム鉱石です。この放射線を浴びると、細胞の免疫力が活性化し病気が治る、予防できるというのです。 玉川温泉の効能書きには、高血圧症、動脈硬化症、婦人病、神経痛、皮膚病、喘息、癌.....といった病気が並んでいます。ほとんど万病に利くイメージです。 玉川以外にも、山梨に増富ラジウム温泉という秘湯があります。サッカーの中田君の故郷の韮崎に程近い山間部にあります。(リチャード・コシミズのルーツの地も卑近距離です。)ここは、「ラドン含有量世界一」と称しており、やはり、癌を患った人たちが長湯治に訪れます。ラドン含有量は0.23マッヘ/kgとのことで、飲用・呼吸・入浴で、体内にラドンが取り込まれ、約一時間で消失します。その間、細胞が活性化され自然治癒力を高めるという触れ込みです。最も古い「金泉湯」では、30度程度の冷泉に一時間以上浸かり、水面から5センチほどの高さに漂うラドン気体を呼吸し、水中で皮膚からも吸収し、源泉を日に一合ほど飲用します。味は、「調理に失敗した中華スープ」といった感じです。まじに不味いです。 放射線が、病気を治す?そんな馬鹿な!そう思う方もいるでしょう。ですが、「微弱な放射線は、ホルモン同様に人類の健康維持に不可欠な要素である。」とするホルミシスなる考えがあります。自然界には、もとから微弱な放射線が存在し、我々はそれを毎日少量浴びています。いわゆる「森林浴」が行われる場所は、実は、この自然の放射線の線量が多いところだという分析があります。つまり、森林浴の気持ちのよさは、放射線の気持ちのよさだというのです。微弱な放射線は生存に必要な要素だということです。 だが、放射線が細胞に与える影響が科学的に説明できていないじゃないか!低線量の被爆による健康被害報告はどうなんだ?ブラブラ病は無視するのか?劣化ウラン弾の弱い放射線のおかげで、イラクやアフガンじゃ癌患者続出じゃないか!といった疑問が提示されます。 そもそも、医学という分野は、科学的に解明できているのは全体の10%に過ぎず、あとは、経験則で運用されているのです。つまり、因果関係はよくわからないけれど、とにかく効果があるから採用されている療法や医薬ってわけです。 玉川温泉でも増富でも、ラジウムの科学作用など全く知られないうちから、人々が効能を認識して集まった温泉です。玉川温泉を発見したのは、傷ついた鹿でした。鹿が湯治をしているのを見た猟師や樵が、真似をして利用し、効能があることがわかったわけです。明治初期の猟師や樵にラジウムの知識なんかあるわけがない。 増富の方は、武田信玄が軍資金の調達の目的で金山を掘らせた時、鉱山の掘り方たちが冷泉の効能を見つけたということらしい。戦国時代の穴掘りに、放射線の知識なんかあるわけない。効果があるから、利用した。それだけです。 ラジウム鉱泉、ラドン温泉の効力を学問的裏づけがないと疑問視する人たちがいます。しかし、私は、ラジウムの「ラ」の字も知らなかった猟師や樵や鹿の素朴な判断を信じます。要するに、効果があればそれでいいんです。 なぜ、こんな畑違いの分野に私が言及したのか?現代の医薬のあり方に納得がいかないからです。膨大な医療費を使って、それで、日本人は健康になったのか?寝たきり老人が増えただけじゃないのか?大量の医薬品を投与され、胃や腸を切り刻み、抗癌剤で健康な細胞をも痛めつけ、副作用に散々苦しんだ上で結局死んでいく癌患者たち。そもそも癌になった原因は、汚れた大気や飲料水、食品添加物などの発癌物質が原因ではないのか?病院で馬に食わせるほど処方される「対症療法」のクスリが癌を引き起こしていないのか?毎日飲む牛乳に含まれる成長ホルモンは、本当に無害なのか?疑問だらけです。(一体、誰がこんな薬漬け社会を作ったのか?ご興味のある方は、「薬品+ロックフェラー」で検索してみると面白いことが解ると思います。) 「予防医学」。これこそ、我々が今後注力すべき分野です。ユダヤ人が用意した「西洋医学」を盲目的に受け入れるのではなく、「東洋医学」と結合させ、コストの掛からないホンモノの健康法を普及させるべきです。正直、西洋医薬のほとんどは無用です。無用どころか、有毒です。健康維持に必要なのは、ロックフェラーたちが作った対症療法のクスリでも、内臓を大気に露出させる外科手術でもありません。何百種類もあるサプルメントも必要ありません。外科の手を煩わせる前に発病を予防すべきです。 「毎日何度か低温の風呂にゆっくり入る」「水は、整水器で濾過して呑む」それに、「ちょっとばかり、放射線を多く浴びる」........こんな単純なことで、健康を維持できるかもしれない。鍼灸師や整体師といった東洋医学に通じた人たちの意見を聞いていると、そうとしか思えないのです。 将来、「理想の病院」に診察してもらいに行ったら、「はい、そこのお風呂にゆっくり1時間入って帰ってください。お仲間と巨人戦の話でもしながら。クスリは特に処方しません。」なんていう診断がされる。こういう社会にしたいのです。ではまた、この続きは近いうちに。(劣化ウランの健康被害の件も次回以降ということで。) 注)増富温泉金泉湯のご利用を希望される方には、多少の「勇気」が必要であると言っておきます。そんじょそこらの秘湯とは格が違います。温泉ではなく、治療場です。お遊びで泊まれるところではありません。 |
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以前、工場の定期健診で胸のレントゲンを撮ったとき.. |
hirosp 2007/05/14 01:35 |
ここに有ります |
六城ラヂウム 2007/05/14 06:44 |
ラジュ−ム温泉ですか、試してみます。オーリングテスト診断をしてくれる医師のところに通院しています。先生も東洋医学の針灸、整体の |
山の裾仙人 2007/05/14 21:57 |
>毎日飲む牛乳に含まれる成長ホルモンは、本当に無害なのか? |
紫鏡弐号 2007/05/15 07:25 |
>山の裾仙人様 |
richardkoshimizu 2007/05/16 08:59 |
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