これがほんとの「ウンチク」w。 お食事中の方には失礼いたします。 江戸時代、江戸には上水道は完備していたけれど、下水道はなかった。では、江戸の町は糞尿まみれだったかというと、農業の肥料となる糞尿を求めて近隣の農家が群がったので常に回収されて利用されていた。 大川(隅田川)とその上流の新河岸川は江戸の糞尿を武蔵の国(川越など)に運ぶのに利用され、江戸中心部から川越の市街まで船が通っていた。糞尿とともに江戸の文化も川越に運ばれたのが、今日、川越が「小江戸」と呼ばれる所以である。川越藩は、「江戸の守り」の役割があったから、家康の次男・結城秀康の系譜が殿様として幕末まで君臨していた。 さて、その川越あたりは、サツマイモの名産地であるわけだが、1735年に青木昆陽が「飢饉対策」としてサツマイモの栽培を幕府に進言して、川越にも定着した。将軍家冶に川越藩主がサツマイモを献上して絶賛され、「川越いも」と命名されたそうだ。そのサツマイモの栽培用に江戸から糞尿が運ばれたようだ。これが、「栗よりうまい13里」の発祥である。川越は江戸より13里の地にある。 肥料としての糞尿は、数十年前まで利用されていた。東上鉄道(のちに東武の根津嘉一郎の傘下になった。)も堤康次郎の西武池袋線も汚わいを埼玉に運ぶのに盛んに使われた。戦争に入ると都市部の汚わいの処理が人手不足で滞り、改めて汚わい電車が活用された経緯がある。私RKは、この「元汚わい鉄道」に今でもお世話になっているわけだ。 この大都市の糞尿を利用した農業は、実に、滋養に富んだ農産物を生産する結果となったわけで、おそらく、江戸時代の江戸町民、戦前戦後の東京都民は物凄く旨い野菜を食していたであろうと思う。それに比べ、現代の化学肥料と農薬に立脚した生産性第一の農業は、ミネラル、ビタミンが欠乏した農薬まみれの「危険物」しか生み出さない。 有機農業の復活は、国民の健康回復の切り札である。健康食品も健康器具も「安心食材」に替わる手段とはなりえない。 以上、これが本当の薀蓄でした。情報感謝。 2013/10/2 05:36 たしか江戸時代の糞尿農法は本当に驚異的な生産性だったとか。五輪で露と消えたんですよね。今ならば衛生的で不快感の無い糞尿農法がリバイバルできそうな気がしますが。 タケミカヅチ 埼玉県で有機農法で野菜を作っている農家の集団があり... |
<< 前記事(2013/10/02) | ブログのトップへ | 後記事(2013/10/02) >> |
タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
---|
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|---|
でも、使用する糞尿が化学物質まみれではだめかもね。 |
richardkoshimizu 2013/10/02 10:55 |
有機農法ではニュージーランドが徹底していますね。排泄物の再利用もされています。 |
ぎいち 2013/10/02 11:01 |
最近ではこんなセミナーもやっているんですね。恐ろしい時代になって来ました。 |
チャトラン 2013/10/02 11:04 |
フィクションですが、馬鹿ぼっちゃん政治家に聞かせたいセリフです。 |
砂頭巾 2013/10/02 11:09 |
スレ違い失礼! ざまあみろ! |
神奈川のクズ 2013/10/02 11:19 |
今日の朝、水菜と大根サラダを食べるときに、市販の「黒須ドレッシング」という「新製品」を試してみました。 |
福生の天才ボンボン 2013/10/02 11:25 |
MOA世界救教の自然食品 |
柴 2013/10/02 11:29 |
因みに江戸城を建てた事で有名な太田道灌は川越城を建てた後、江戸城を築城しました。 |
川口 2013/10/02 11:32 |
人の糞尿を野菜が食べておいしくなるって,なんだか不思議ですね。 |
ちるみぃ 2013/10/02 11:36 |
江戸時代(田舎では戦後かなりまで)では、屎尿は貴重な資源でした。 |
コーギー 2013/10/02 11:39 |
韓国では、その家の屎尿を食べさせて育てた食用の赤犬を一番大事な人にプレゼントするのが、最高の「おもてなし」だったみたいですね。面白い習慣だと思う。人糞食べた犬が一番滋味に富んでいるということですね。「高貴薬」みたいな扱いだったようで。 |
richardkoshimizu 2013/10/02 11:48 |
ラジオだったと記憶しておりますが、人糞で有機農法をやろうとしたら水銀の量が多すぎて残飯だか料理の材料のカスだかにしたとか。 |
あのねあのね 2013/10/02 11:49 |
さつまいもより栗のほうが、断然美味しいです(笑) |
4 2013/10/02 11:53 |
ご無沙汰です(*^^*) |
Boo 2013/10/02 11:57 |
昨今の品種改良された味の薄い野菜は食べやすいからよく売れるけど,栄養は味に比例して少なくなっているのでしょう。 |
ちるみぃ 2013/10/02 12:07 |
先生お疲れ様です。 |
やっぱねこ 2013/10/02 12:08 |
人間が食物を食べて栄養を取り、必要でなくなった糞尿を植物が必要として食べる。正に資源の無駄がない、持ちつ持たれつの理想の循環生活ですね。化学肥料によりこの自然の仕組み壊されたわけですね。 |
m.s 2013/10/02 12:15 |
記事と同じ歴史上の事実についてジブリの宮崎駿監督も一時期「おわい物語」として制作を考えていたと語っていましたね。 |
y 2013/10/02 12:28 |
|
タニムラ1992 2013/10/02 12:40 |
糞尿は肥料にもなるし、エネルギーにもなりますね。現在国内で一番行きたいと思っているのは、岩手県の葛巻町ですが、ここでは乳牛1万頭の排泄物からメタンガスを発生させ「畜ふんバイオガスプラント」でエネルギーを作り出しています。 |
peco 2013/10/02 12:54 |
ハザール人(偽ユダヤ金融悪魔)支配の終了後の新世界のあり方のヒントは、「江戸」時代にあるのかも知れませんね。いろいろと問題はあったと思いますが、内乱も無く、それぞれの自治が守られており、鎖国でハザール悪魔の侵入を拒み265年間の間、平和に暮らし、なりより自国で経済は成り立っていました。どこかのテレビ番組で江戸は究極のエコ文化だったと聞いた事があります。身分制度のおかげで職業選択の不自由はありましたが、そのお蔭で、親から子、師匠から弟子、匠の技が世代ごとに受け継がれてきた事は、今の技術立国である日本に礎になっています。稲一つを例にしても、実である「米」で食を満たし、実を取ったわらを編んで「縄」「草履」「俵」「むしろ」を作り、田んぼで焼いて農薬要らずの田んぼや畑を作っていました。日本人は、物資が無くても「頭で考え」、目の前にある物を工夫して豊かに暮らして来たと思います。日本の折り紙の技術は、工業製品や宇宙技術に応用されています。変幻自在のフロシキや保存料要らずの柿の葉巻のお寿司など挙げるとキリが無いくらいです。石油利権、薬品利権等で干されていますが、見直し・復活・伝承の継続が必要と感じます。公的機関や情報発信の要所を押さえられて、洗脳されており、いきなりの転換は無理ですが、ハザール悪魔が没落すれば自然に良いモノが復権・復活していくと思います。テロなど起こさず、観念してね!ハザ金さん!逃げないと手遅れになるよ! |
福島パパ 2013/10/02 13:03 |
うちでは、植物、イチゴの家庭菜園にコウモリの糞の粉末、有機リン酸 |
やっぱねこ 2013/10/02 13:04 |
今日は、午前中、「め-93-14」とか「93-12」のナンバーの車を見かけると思ったら、虫の知らせというかこの記事だったんですね。コーギーさんのコメント、」正しく、八切史観ですね。そうなんです、徳川幕府は家康、秀忠、家光までで、家光も実は家康と春日局との間にできた子供で、それ以降は違う系統です。これも八切史観。ソースは、村岡素一郎「史疑 徳川家康」です。生類憐み令もコーギーさん言われた通り騎馬民族系の抑制であって、動物愛護ではありません。証拠に、集めてきた犬様にエサはあたえず、餓死させてますから・・。 |
名古屋の心情党員 2013/10/02 13:20 |
畑に穴を掘り、そこにする。省エネである。(暗い間にすること) |
hironara49 2013/10/02 13:21 |
東武、西武池袋線の話が出たので |
マスコミは嘘をつく1号 2013/10/02 15:34 |
http://ameblo.jp/hidy0701/ |
おかあさん 2013/10/02 15:54 |
幕末には米の反収は 200kg/10a で人口3000万人を養っていた。 |
とうぞう 2013/10/02 16:36 |
逝きし世の面影 渡辺京二著 P91より |
とうぞう 2013/10/02 16:36 |
お肉や甘い物お酒は好きだけどお米など炭水化物は太るから食べないという人は脳がブトウ糖不足になりとてもキレやすくなります。江戸時代の日本人はどんなに貧しくても精神的におかしな人がほとんどいなかったのは肉類はほとんど食べず炭水化物をたくさん食べていたからなのではないのでしょうか? |
江戸おたく 2013/10/02 16:37 |
雨でも傘はささないが、 |
はにかむ 2013/10/02 17:37 |
人糞は、 |
ポンにだ 2013/10/02 19:30 |
> 記事と同じ歴史上の事実についてジブリの |
y 2013/10/02 19:37 |
堆肥だけでいいのでは。。。 |
せぶん 2013/10/02 20:17 |
本気で中国と戦争するんだったら |
タケミカヅチ 2013/10/02 20:51 |
昔は畑に有ったもの、と言えば肥溜めでした。 |
紫電改 2013/10/02 23:57 |
乗り入れる有楽町線や副都心線のラインカラーもこれが反映しているという説を聞いたことがあります。「ゴールド」と「茶」.. |
hirosphere 2013/10/03 01:51 |
江戸でも東京でも、それは地域によって価格差が有りました。普段いいもの食っている人の出したものは、糖分が高いからですか? |
地域格差 2013/10/03 07:14 |
苔を肥料とした農法もあるらしいです。 |
黒 2013/10/03 12:39 |
私事ですがPCがお釈迦となりました。ネカフェから失礼します。 |
心情K 2013/10/03 13:13 |
江戸時代以前は精白しない玄米を中心にわずかな青菜、海藻、大豆といった献立で病気とは無縁だった日本人。江戸に入り富裕層が精白した白米や牛肉や乳製品を贅沢品として嗜み、それが元で「江戸患い」という奇病が現れた。貧乏人の子沢山という言葉どおり庶民は粗食で至って健康。 |
農協牛乳 2013/10/03 23:00 |
夏目漱石がロンドンに留学した当時、まだ英国に下水道が無かったので、おまるにしたものを、2階から道にバシャっと投げ捨てるので、臭くて閉口したそうです。ロンドン紳士の傘もその為とか。女性のハイヒールもルイ王朝時代、そこいらにいくらで落ちているものを踏まない様、及びもよおしてでしゃがんで又は立って用足しのとき、自分の足を濡らさない様、踵を高くした物です。香水の発達も、匂い対策の一環でした。 |
倫敦や巴里の匂い 2013/10/04 08:29 |
>からいも |
JEWJEW鮮邪er!(1/3) 2013/10/08 19:07 |
(つづき) |
JEWJEW鮮邪er!(2/3) 2013/10/08 19:13 |
(おわり) |
JEWJEW鮮邪er!(3/3) 2013/10/08 19:20 |
<< 前記事(2013/10/02) | ブログのトップへ | 後記事(2013/10/02) >> |