熱核融合技術については、どこの国も完成していても完成したとは決して言わないでしょうね。軍事技術の中核になりますから。(日本ですらかなりいい線まで行っているようですし。)熱核融合による発電はまだまだ難しくても「核爆発」させるのはかなりハードルが低いようです。米国ローレンス・リバモア研究所の奥で「成功」して実用に供されているかもしれませんね。911やバリで。 荒田先生のご意見では、熱核融合は「核爆発」には使えるが、発電には無理とのことでした。 核融合科学研究所、世界最大の超伝導核融合炉で1億5000万℃を達成 http://fesoku.net/archives/6446322.html 自然科学研究機構・核融合科学研究所は9日の会見で、世界最大の超伝導核融合炉である大型ヘリカル装置を使った高温プラズマ生成実験で、プラズマの原子核(イオン)温度が8500万度、電子温度が1億5千万度をそれぞれ記録し、今までの研究記録を更新したと発表した。超高温にプラズマを加熱する運転方法の改善で、2011年に記録した最高温度8千万度を500万度上回った。マイクロ波の周波数をこれまでの77ギガヘルツから154ギガヘルツに倍増させ、これまで最高だった1億万度を5千万度上回った。 2014年 2月 13日 11:20 JST . 米国立研究所、核融合エネルギー実験で画期的前進 2014年 2月 13日 11:20 JST http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304204104579379703996024282.html . 米エネルギー省のローレンス・リバモア国立研究所の科学者らが、核融合プロセスのエネルギー取り出し実験で画期的な前進を遂げたことが明らかになった。実用化されれば低コストの無限のエネルギー源となるとみられている。 この実験は昨年秋に成功していたもので、この研究を率いる同研究所の物理学者オマー・ハリケーン氏が12日発売の英科学専門誌ネイチャーに発表した。小さな豆粒大の物質に世界で最も強力なレーザー光線を照射した結果、わずか数分の1秒という短い時間であったものの、膨大なエネルギーを放出する核融合反応を起こすことに成功し、その過程で星のミニチュアが形成されたという。 ハリケーン氏は、このプロセスで「投入燃料より大きな量のエネルギーを発生させることに初めて成功した」と話した。 この実験結果は、核融合反応が自律的に継続し、投入燃料を上回るエネルギーが得られる「発火」というような実用的段階に到達するまでにはまだほど遠い一歩だ。今回の実験ではレーザーからのエネルギーの多くは途中で放散されてしまい、燃料物質に到達しなかった。しかし、この実験が長く停滞していただけに、今回の結果は米国の核融合プロジェクトを前進させるものだ。 英国のカルハム核融合エネルギーセンターのディレクターでこの研究には加わっていないスティーブ・カウリー氏は、ローレンス・リバモア研究所のレーザー規模で「発火状態に到達する可能性があることをこの実験結果は示唆している」と述べた。 現在の原子力発電所は、原子核が分裂する過程でエネルギーを発生する「核分裂」により電力を得ている。「核融合」では複数の原子核が超高温と高圧の下で融合しその際にエネルギーを発生させる。 核融合の発する膨大なエネルギーは、それを利用して1950年代に初めて製造された水素爆弾で知られるようになった。しかし、この核融合を発電で平和利用するのは、技術的により難しく、一部の科学者はその難しさを単に「難しい」との言葉では表せないと指摘する。 ただ、核融合はこれまでの人知の限りでは、燃料を自然物質から取り出すのが簡単ながら最も効率的にエネルギーを生み出せる上、有毒核廃棄物や炉心溶融といったリスクがほとんどない事から研究実験が継続している。 |
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スレチ失礼します。 |
匿名 2014/04/01 10:19 |
米ローレンス・リバモア研究所、レーザー核融合で「自己加熱」による燃焼を確認日刊工業新聞 |
ローレンス・リバウヨ研究所w 2014/04/01 10:32 |
この手の研究は実は無駄遣いが多いのですが、素人判断で研究費の“総量規制”をすると理研のようになってしまうおそれが有ります。理研の問題は研究費の増額で解決するだろうし、研究費を素人判断で“総量規制”すると、検証実験の費用を増額して欲しい“画期的”な発見や発明が若い研究者を“使って”されてしまうことになる。 |
あのねあのね 2014/04/01 10:37 |
フリーエネルギーとか出てこないかな。 |
まつけん 2014/04/01 12:39 |
STAP細胞の論文不正認定が、今日の記者会見を、小保方博士は、承服出来ないとコメントしてます。 |
葵一 2014/04/01 13:10 |
久し振りのブログ拝見です。見ないと色々情報が増えていってしまいます。 |
練馬からです 2014/04/01 13:26 |
30年前に聴いた構想のまま |
ポンにだ 2014/04/01 15:00 |
問題は発生した熱をどのように電気エネルギー等の利用可能な形に変換するのかという事でしょうね。ゼーベック効果を利用した素子などが原子力電池で用いられているようですが、コ・ジェネレータ程度の規模の発電にはどうなのでしょうか?この辺で内燃機関の専門家に協力してもらった方が研究が加速する気がします。 |
あっきー(川崎市) 2014/04/01 17:23 |
核融合といえば、 |
ぽんすけ 2014/04/01 18:09 |
>あっきー(川崎市) さん |
ポンにだ 2014/04/01 21:57 |
原子力空母などと言っていますが、要は蒸気タービンでスクリューを回しているだけの現代型蒸気船です。余った蒸気でカタパルトから飛行機をゴムパチンコみたいに飛び出させる事も出来ます。なので蒸気の無い中古ウクライナ改造の中国航空母艦はスキージャンプ型に成ります。お湯を沸かすのに何百万度も要りません。アフリカ大陸に天然原子炉の燃え後が有りますが、数億年?は燃えていたそうですが爆発痕跡では有りません。安心安全安価な核燃料って創れないのでしょうか? |
チョロチョロ型が有れば 2014/04/02 07:39 |
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